飾り罫

詩集 かひつぶりの卵

  • 中田忠太郎著

かひつぶりの卵

  • 105ミリ×159ミリ
  • 並装 糸かがり 
  • 本文総224ページ
  • 限定348部
  • 版画 武藤良子
  • 頒価2000円(税・送料別)
  • <置去り詩人文庫3>

あの一冊であなたが書かなくなったとしても悔いはない 伊良子清白の一冊きりと列んで永く記憶にのこります   竹中 郁

『かひつぶりの卵』をもらって、私はその叙情の清潔なうつくしさに惹きつけられた。めぐまれた感性のみずみずしい表現。彼の初期作品は洗われた肌のようにさわやかで、その少青年特有の抒情がいちはやく一冊の詩集を成したのである。  伊藤信吉

石川県河北郡津幡町、北国街道沿いの大きな商家に生まれた詩人、中田忠太郎(なかだ・ちゅうたろう 1907-1970)が、大正14年、19歳の時に私家版で刊行した、生涯一冊きりの詩集を復刊。